
オンラインカジノの歴史はいつから始まり日本語に対応したカジノはどこのカジノが最初だったのか?歴史を解説してみました。

オンラインカジノって今や多くの日本人もプレイしててCMでも見かけるけどいつからあるんだろう?

じゃあ今回はオンラインカジノの歴史を紐解いてみることにするよ。歴史を知ればきっと信頼性も高まることになるよ。
- オンラインカジノが誕生した歴史
- オンラインカジノ1号
- 日本語対応カジノ1号
- ライセンスの歴史
- 監査する第三者機関の歴史
オンラインカジノが誕生したのはいつ?
オンラインが誕生したのは1996年のインターカジノが最初で今でも日本人にも馴染みのある日本語対応のカジノとしても有名です。

そんな前から存在しているカジノとは知らずにプレイしている人も多いんだろうな。
その後、インターカジノに続いて2年後の1998年にはジャックポットシティが登場し2000年にはロイヤルベガスが登場しました。

2000年やそれ以前だとまだスマホなんて存在してないしPCも低スペックでネット回線が使える家や職場も少なかった時代なので驚きだね。

ワシがPCを買ったのは2007年で自宅にネット回線は来てたけど動画なんてとても無理なスペックだったぞ。ライブカジノなんて知ってても無理だったな。
ちなみに私の体感だと日本でオンラインカジノが普及したのはスマホが広まってからで更にはスマホ画面が大きくなり通信速度も早くなった2020年頃からだと考えてます。
それまでは日本ではまだオンラインカジノを知ってる人も少なかったし遊びたくてもライブゲームが快適に遊べるスマホがまだ普及していなかったことや画面が小さくプレイに不向きな環境だった印象です。
また2020年頃から深夜ラジオのオールナイトニッポンでベラジョンが無料版のCMを流しはじめるなどこのあたりからベラジョンやオンラインカジノの知名度が高まったと感じてます。

世界的に外出を控えるようになり自宅で仕事をする世の中になった頃に爆発的に普及したって説もあるね。
日本語対応オンラインカジノの誕生はいつ?
1998年に誕生したインペリアルカジノが日本語版をリリースした最初のカジノとされています。
先程紹介しましたインターカジノの方が誕生こそ2年早い1996年ですが日本語対応をしたのが早いのはインペリアルカジノなんです。
でもさすがにタイミングが早すぎたのか2年後の2000年3月にはインペリアルはサービスを終了しました。
当時はまだ日本語対応と言っても表示もおかしな日本語が多かったりサポートも日本語レベルの低いものばかりで現在の日本語対応カジノのレベルとは比べ物にならないものだったので仕方がないのかもしれません。

当時はまだ日本語レベルが低かったから日本人プレイヤーの登録者も当然伸びなかったんだろうね。日本人はサービスの質には敏感だからね。

それとインペリアルはゲームも独自開発のグランドバーチャル系(品質が低かった)だったのも苦戦の原因とも言われているぞ。途中から音も映像も高品質なプレイテック社のゲームを導入したがエボリューション社のゲームには質も数も勝てなかったようだ。餅は餅屋って言うからな。

エボリューション社って現在50社ほどあるソフトウェア会社のなかでもライブゲームは人気1位と言われてるけど当時からすでにレベルが高かったんだね。
オンラインカジノのライセンスが登場したのはいつ?どこで?
今でこそ複数のライセンスが存在していますがオンラインカジノのライセンス第一号は1994年にイギリス連邦加盟国の1つでカリブ海にあるアンティグア・バーブーダが始まりです。小さな島々で成り立つ独立連邦国です。

カリブ海は北アメリカと南アメリカの間の海で島国が沢山あるところだな。キューバとかも近いな。
当時からイカサマなどの心配がないオンラインカジノ運営を目指していたことが伺えます。
アンティグア・バーブーダのおかげで現在のようにライセンスを保有するオンラインカジノの数は50社ほどまで増えたと言っても過言じゃないですね。

当時も今もライセンスがないオンラインカジノは絶対にプレイしちゃダメだよ。イカサマや不正による出金トラブルがあってもライセンスがないカジノだとどうしようもないよ。
ちなみに、現在のオンラインカジノ市場で主流となっているライセンスはキュラソー政府ライセンスです。
2020年頃まではマルタライセンスが最も賢威があり人気のあるライセンスでしたが仮想通貨の利用を認めていないため多くのカジノがマルタライセンスを放棄して仮想通貨に対応したライセンスのキュラソーに変更したという歴史もあります。
オンラインカジノが導入しているソフトウェア会社の歴史
オンラインカジノのゲームは全てソフトウェア会社が開発・提供をしているものですが1996年にオンラインカジノがスタートする時にはMicrogamingが存在していました。
ちなみにオンラインカジノ会社はソフトウェア会社が作ったゲームを導入させてもらってるイメージでありカジノ会社はゲームを作ってません。

実は最初のソフトウェア会社であるMicrogamingはオンラインカジノがスタートする2年前の1994年に設立されてたんだよ。ゲーム作りは時間がかかるし前例がない1社目なら2年前の設立でも納得だね。

1994年と言えばライセンスが登場した年と同じだな。ライセンスとソフトウェアが先に準備を始めておいてからオンラインが稼働したってイメージだな。
2023年現在では大手オンラインカジノで導入されているソフトウェア会社は以下のように約70社にまで増えてます。

70社ほどのソフトウェア会社があるが日本人に人気のゲームはカジノ内で「人気ゲーム」などと表示がありカンタンに選べるから安心してほしい。

ライブゲームならエボリューションだしスロットならハワイアンドリームや花魁ドリームを出してるGolden Hero Gamesなんかはダントツ人気だよ。
オンラインカジノを監査する第三者機関の歴史
オンラインカジノでライセンスを取得しているところは第三者機関による監査が義務付けられています。
監査機関は複数ありますが現在最もメジャーな存在なのはeCOGRA(イーコグラ)となっています。
BMM Testlabs | 1981年設立 本社はアメリカのラスベガス |
GLI (Gaming Laboratories International) | 1989年設立 オーストラリアのメルボルンに本社がありオンラインカジノの他に宝くじも監査。 |
TST (Technical Systems Testing) | 1993年設立 宝くじの監査も行っている 本社はアメリカのサニーベール |
eCOGRA (eCommerce Online Gaming Regulation and Assurance) | 2003年設立 イギリスに拠点 |
iTech Labs | 2004年設立 ロンドン、ローマ、マドリードに拠点 |
これらの監査会社がしっかり目を光らせてくれているからイカサマや出金拒否などのプレイヤーに不利になる事案が発生しないわけだな。オンカジ兄者
オンラインカジノの歴史には欠かせないスマホの進化
オンラインカジノが90年代に誕生してから現在までの30年ほどを振り替えると爆発的に普及したのは2017年頃からだと考えられます。
その理由は世界中にスマホが普及したことが最大の理由となります。

スマホそのものは2010年頃にはすでに存在してたけど2017年頃からの通信速度の向上と画面サイズの大型化が追い風になったみたいだね。
具体的には、通信速度は7や8でもなんとかなってたけどiPhoneだとX(10)くらいから画面が大きくなりそれまでのサイズよりもはるかに大きくなりました。

ワシはiPhone8の時にベラジョンでカジノデビューをしたがそれ以前の4Sや6の画面だと流石に見づらくてやる気にならなかっただろうな。
スマホの画面が大きければプレイしても迫力があるし必要な情報も見やすいからストレスがなくプレイヤーが増えたのも納得できます。
ライブゲームやスロットだと画像処理や通信性能が高くないとフリーズしたりカクカクする原因になるのでやは2017年以降のスマホの性能向上はオンラインカジノの広まりの歴史を語る上では避けられないと言えます。
オンラインカジノの決済の歴史に衝撃を与えた仮想通貨の登場
オンラインカジノの入出金では90年代からクレジットカード入金や銀行送金(古くは国際銀行送金)やEウォレットが主な資金移動の手段となっていました。
上記の決済手段だと「一度に動かせる金額には限度がある」「個人情報がつきまとう」という2点の問題があり、気にする人にとってはプレイしたいけど1歩踏み出せない原因となっていたわけです。
ところが2018~2019年あたりからビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を使った入出金ができるようになりました。
日本だと当時はまだビットカジノやエンパイアカジノ(現在のエルドアカジノ)くらいしか仮想通貨の利用に対応していなかったと思いますが仮想通貨に対応したカジノは高額プレイヤーが集まったんです。
ちょうどビットコインやイーサリアムなどほぼ全ての仮想通貨が右肩上がりに値上がりを続けていた時期だったことや、ビットコインで億り人が世に溢れた時代だったこともありオンラインカジノに数千万円を入金するプレイヤーが沢山いた時代でした。
値上がりした仮想通貨を使ってプレイするので1回の賭けに100万円ほどを使うプレイヤーも多かったため多くのオンラインカジノが仮想通貨に対応し始めた時代でもありました。
それに仮想通貨を使えば入金や出金で個人情報が漏れる心配がありませんし、近頃だと仮想通貨の利用に限定するなら本人確認書類の提出(KYC)が不要で遊べる「本人確認が不要のオンラインカジノ」は今でも人気です。
ちなみに、マルタライセンスは今だに仮想通貨の利用を認めていないため仮想通貨に対応しているキュラソーライセンスに人気が集中し現在でも大手カジノが最も取得しているライセンスはキュラソーとなっているわけです。
こうした仮想通貨の広まりと仮想通貨に対応したカジノの登場によってオンラインカジノで利用される金額はそれまでよりも桁違いに大きくなったと言われてます。
オンラインカジノの歴史を語るうえで外せないコロナのステイホーム
2019年~2022年にかけて世界中で猛威を振るったコロナですがこれによってステイホームをする人が世界中で増えました。
この3年間は自宅でリモートワークをする人が増えて上司や部下の目がなく自由な時間が増えたことでスマホやPCでカジノ遊びを始めた人や、仕事がなく自宅待機中に暇つぶしできるものを探す人が急増しました。
そこで注目されたのが暇つぶしだけでなく副業にもなるオンラインカジノでした。
勝利金はカンタンに出金ができることもあって世界中でオンラインカジノに登録する新規プレイヤーが急増し当然そのブームは日本でも起こりました。

儲けを出金できるってことは副業にも本業にもできるから収入減で困ってた人には随分と助かった人もいるらしいぞ。
日経新聞の記事によりますと2021年9月のカジノ会社からのデータによると2021年のアクセス数は2018年のアクセス数のなんと100倍以上に伸びていたそうです。
新型コロナウイルス流行に伴う外出自粛を背景に、今年9月のアクセス数は3年前の100倍以上に増えた。 日本経済新聞 2021年12月19日 22:27 投稿記事「海外オンラインカジノ、日本からアクセス急増」より

2020年あたりから新規参入してきた日本語対応カジノも増えた印象があったのでやはりという感じだな。

それまで入金エラーになりがちだったクレカ入金も2021年あたりからほぼ確実に入金できるように改善されてきたりと勢いづいてる感じがしてたよ。
2022年の山口県の誤送金問題でオンラインカジノがさらに有名に!
2022年2月に山口県阿武町の送金ミスにより4630万円が本来の送金先とは異なる人物に送金され、その誤送金が返金されずにワイドショーやニュースでも連日取り上げられていた「誤送金問題」がありました。
それ自体はオンラインカジノと何も問題はありませんでしたが、誤送金を受け取った人物がオンラインカジノに入金をしていたことで世間に「オンラインカジノ」というものが広く認知されることとなりました。
ちなみに、オンラインカジノを利用したことは今でも罪には問われいません。
とにかく朝から晩まで1ヶ月近く「オンラインカジノ」という名前が連呼されたことでそれまでは街のパチスロ屋でしか遊んでなかったギャンブラーにも認知されたことは宣伝にもなったと言わざるを得ません。

実際、僕の周囲にもパチ屋に行くのやめてオンカジデビューした人がいたよ。

コロナが怖くてパチ屋に行くのを控えてた人なんかには最高の遊びを見つけたってわけだな。
なお、この誤送金問題では「電子計算機使用詐欺罪」という罪になりましたが賭博とは何も関係がない”財産権の得喪・変更に係る不実の電磁的記録を作る”というものでした。
日本でのオンラインカジノの歴史では過去(2016年)には日本でもイギリス企業が運営していたスマートライブカジノで遊んだプレイヤーが逮捕されたことがあり、これを知っている人ならきっと誤送金問題でもカジノ入金を理由に逮捕というシナリオも浮かんでいたと思います。
ただし当時のスマートライブカジノの件では「逮捕はおかしい!裁判で戦う!」と異議を申し立てた人はその後に不起訴処分となり意味としては無罪と同様の結果となっていたことから誤送金問題でもオンラインカジノが裁判で背式に無罪となってしまうことを避けたかったのではという噂もあります。
オンラインカジノは5Gの普及でVRに対応し新しい歴史に突入か
現在はまだ5G通信は都市部の限られたエリアでしか利用できませんがあと数年もすれば地方まで5G通信の利用範囲は広がるとされています。
そうなると期待されるのがVRゴーグルを利用した自由な視点です。
現在のオンラインカジノは例えばスロットなら画面固定なのでせっかくクイーンカジノで導入され北斗の拳・CR海物語)のゲームも派手なアクションを楽しむことができずひたすらスロット画面を見るしかありませんが、VRゴーグルで楽しめるなら迫力は違ってくるはずです。
それにライブバカラやブラックジャックのようなカードゲームだと美人ディーラーを見たり手元のカードを見たりと本当にその場でテーブルに座っている気分を楽しめるようになるので絶対に今よりも楽しくなるはずです。
おそらくVR化はエボリューションあたりの大手ソフトウェア会社ならすでに検討しているはずなので5Gの普及後はオンラインカジノは次のステージに上がり新しい歴史を刻むことになると思われます。
オンラインカジノの歴史 まとめ
- 1994年のライセンス組織の発足と監査会社との提携が今日のオンラインカジノのスタートと言える
- 1996年にインターカジノが登場しその2年後に初の日本語対応カジノとしインペリアルカジノが登場
- ライセンス第一号は1994年でカリブ海にあるアンティグア・バーブーダが最初
- 現在はインペリアルカジノは存在しないがインターカジノは日本でも人気カジノとして存在
- 現在、ソフトウェア会社は50社以上あり監査企業は主に5社ほどが存在
- 2019年~2022年はコロナにより自宅で時間を過ごす人が急増しオンラインカジノ登録者が急増した
- 2022年の山口県の誤送金問題でオンラインカジノの存在が再び世間に広まった
- 5Gの普及でVRゴーグルに対応し新しいオンラインカジノの歴史が開く!
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